足関節を安定させる方法(アプローチ編)

前回の話は、「距骨の後ろにある長母趾屈筋が距骨を前方に押し出して不安定にさせてしまう」という話でした。


次の話は「どうアプローチするか」です。

①まず長母趾屈筋をほぐしましょう。

 場所はこの辺です。触れていれば母趾が少し曲がります。


②次にヒラメ筋を鍛えましょう。

 長母趾屈筋は「親指を曲げる筋肉ですが」「足首を底屈させる(足首を伸ばす)筋肉」でもあります。硬くなってしまうのは、この二つの役割を担ってしまっているからです。要は頑張りすぎです。

足首を底屈する運動はヒラメ筋に任せてあげましょう。そうすることで、長母趾屈筋の過剰な働きを抑えることができます。青い筋肉がヒラメ筋です。

①座った状態で踵(かかと)をあげます。その際に母趾球(ぼしきゅう)を小趾球(しょうしきゅう)の二点でしっかり荷重をし、踵(かかと)が真っ直ぐ上がることを確認しながら行いましょう。ふくらはぎを使っている感じがあればOKです。

②座った状態で出来たら、立った状態で行います。膝を軽く曲げた状態で、母趾球・小趾球の二点荷重を意識して行います。



距骨を安定させるために必要な知識をお伝えしましたが、

足首を安定させるためには前足部(足の甲の部分)の機能も重要になってきます。それは後ほどお伝えします。

 

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